飲食店経営で儲けるには?ここだけは押さえておきたい!

皆さん、こんにちは。虹 社長です。

飲食店の経営に興味を持っている人は多いのではないでしょうか。飲食店の経営は初期資金が低く、気軽に挑戦しやすい業種ですが、利益を上げにくく、競合が多い業態でもあります。

今回は飲食店経営でしっかりと利益を上げるために必要なことについて、飲食店経営者でもある私が詳しく解説していきます。

飲食店経営で儲けるには

飲食店経営で重要なことと、利益を出すためには必ず押さえなければならないポイントがいくつかあります。

いざ経営するとなると、何を行ったら良いか分からないことが多く、開店から3カ月程度は全くお客様が来店しないことも良くあるんです。

では、お客様が全く来店されないのは何が問題だと思いますか。

この問題点は3つありす。それは、

「お客様がお店を知らないこと」
「お店のイメージが分からないこと」
「商品の価格が高いこと」

この3点で、特にお店を認識されないというのはかなり致命的になってきます。

それでは、この3点の対策はどのように行えば良いでしょうか。
この点を詳しく解説していきます。

立地選びが極めて重要

飲食店を経営するにあたって、最も重要なのは店舗の立地です。

このポイントは店舗経営を行ったことのある経営者さんなら誰しも分かると思いますが、立地が悪ければ全くお客様にお店知ってもらえないのです。開店当初はお客様が0組というのもざらにあります。

しかし良い立地となると、賃料は高くなってきます。

その為、これから飲食店を経営したいという方は、初期資金が足りないという理由で賃料の安く、立地の悪い場所に出店してしまうのです。

ここが、飲食店がすぐに倒産してしまう最大の原因なんです。

開店する前は、賃料が月額40万円と70万円では、40万円を選びがちなのですが、
70万円で立地が良ければ、70万円の場所に出店すべきなんです。この30万円は高いと思うかもしれませんが、従業員1人分の人件費にすぎません。

要するに、従業員を1人削減すると簡単に捻出できる金額ですので、賃料よりも立地を最優先で考えるべきなんです。

これは都内であればなおのこと、都内在住の方の移動は徒歩でして、飲食店に駐車場が無いことは当たり前です。そのため、駅から少しでも離れてしまうと、地方の立地の悪い飲食店よりも悲惨な結果となります。

何回も念押ししますが、飲食店を経営しようと考えている方は、立地だけはしっかりと選んでください。立地が悪ければ、90%以上の確率で失敗すると考えていてください。

しっかりと宣伝する

飲食店経営で、立地の次に重要なのが宣伝です。ここまで「立地」「宣伝」と、経営初心者であれば、想像することや効果を実感することが極端に難しい内容が挙げられるのも、飲食店が倒産する原因です。

ですので、この記事を見て、今後飲食店を経営したいと考えている方はしっかりと対策をしてください。
宣伝の効果もしっかりと解説していきます。

何を売る店なのか、お客様に知ってもらう必要がある

飲食店の宣伝を行う上で一番重なのが、お店を知ってもらうことですが、それ以外にも、何のお店なのかを知ってもらうことも重要なのです。

例えば、カフェの例を挙げますと、カフェはコーヒーなどの「商品を売るお店」と、「空間を売るお店」の2つに分けられます。カフェに来店するお客様の中には、ランチの利用、休憩、仕事を行うために来店する方もいます。

同じ飲食店と言っても、何を売りにするかで来店するお客様の層が変わってきます。

他にも「手軽さ」「安さ」「お得感」「満腹感」「食べ放題」「インスタ映え」など、ターゲット層によってニーズが異なり、そのターゲットにあったお客様にお店を紹介する必要があるのです。

単に美味しいものを提供するだけが飲食店ではありません。そのためにもお客様にどのようなお店なのかを宣伝する必要があるのです。

SEO対策、MEO対策を行う

お店を宣伝する方法として他にも、「SEO対策」「MEO対策」があります。この内容はかなり難しいので、それぞれをサラッと紹介します。詳しく調べたい方は独自に調べてください。

SEO対策

Google等のネット検索で飲食店等のキーワード検索を行ったときに、店舗を上位表示させるための対策です。

MEO対策

Googleマップや地図アプリなどのマップ上で飲食店等のキーワード検索を行ったときに、店舗を上位表示させるための対策です。

この2つの対策は素人ではかなり難しいので、外注することが多いのですが、月額6万~8万円程度します。
さらに、これらの効果が出てくるまでに4カ月もかかりますので、経営状況に応じて対策してください。

以下、簡単に登録できる「SEO対策」「MEO対策」について紹介します。

Googleマイビジネスに登録する

Googleが無料で提供するGoogleマイビジネスと言うのがかなり有効なSEO対策、MEO対策となります。

このGoogleマイビジネスはGoogleアカウントがあればだれでも行うことができる対策の1つで、10分程度で完了します。
しかし審査も有りますので、審査に通らなかった場合は、営業許可証などの提出を求められます。

他にも、Googleマップから自身の店舗所在地のビジネスに変更をすることでも「SEO対策」「MEO対策」を行うことができます。
飲食店を調べた時「ビジネスオーナですか」という表示を見たことはありませんか。そこから編集が行えます。

簡単で、極めて効果が高い対策ですので、Googleマイビジネスだけは是非登録してみてください。

デリバリーサービスを登録

デリバリーサービスの登録の何が対策になるの?と思う方も多いと思います。

「SEO対策」にはなりいませんが、「MEO対策」にはなるのです。と言うのも、「MEO対策」は基本的に食べログなどのアプリ内に自分のビジネスを登録することでもあるのです。

要するに、ウーバーイーツなどのデリバリーサービスの登録を行うことで、自動的に「MEO対策」ができるのです。
これは、ウーバーイーツなどのデリバリーサービスは、購入者が商品代金よりも30%程高い費用を支払って注文します。そのロイヤリティーがデリバリーの運営会社に報酬として支払われますので、飲食店さんは無料で導入でき、さらに、デリバリーの運営会社が、デリバリー可能店ですよと、特定のサイト・アプリに掲載してくれますので「MEO対策」となるのです。

決済方法を増やす

決済方法の導入もデリバリーサービスと同様、MEO対策となるのです。
今の時代の若者や海外のお客様は現金を所持していないことが良くあります。そのため決済法としてPayPayなどを使用します。このPayPayも加盟店登録されますので、専用のサイト・アプリに店舗情報が掲載され「MEO対策」となります。

また、決済方法の導入は極めて重要で、東京など、特に中国人の多い地域では「アリペイ(支付宝)」「WeChat」の決済方法を導入してください。この決済は人民元(中国のお金)で日本の商品を購入できる決済なんです。ですので、中国の方は、お金を日本円に変換する手間を省略して商品を購入できるのです。

日本と違い、中国ではクレジットカード決済よりもQR決済が主流ですので、かなりの中国人が日本円を持っていません。要するに「アリペイ(支付宝)」「WeChat」の決済が可能でなければ、来店してくれませんので、しっかりと店舗前に掲載してください。

コスト分析を行う

コスト分析を行っている飲食店さんは多いですが、面倒と言う理由で行っていない飲食店も多いのです。でわ、コスト分析とはどういったことでしょうか。

簡単に言うと、個々の商品にどれくらいの材料費がかかっているのか。さらには、どの材料の廃棄が多いのかを計算することです。

例えば、チャーハンを1品提供する場合
チャーハンには「ご飯、卵、油」が必要となります。(その他の具材は省略)
この時、チャーハン1人前に「ご飯100g、卵1個、油10g」使用したとすると、10人前用意するのに必要な量が分かります。
しかし、一日に9人しか来店しない場合、1人前分余ってしまいます。この部分を廃棄する量と考えますと、一日の仕込み量、仕入れ量、廃棄量を明確に計算できます。

他にも、季節によって注文されるメニューが変化したり、材料費が高騰したりします。こうした場合はしっかりとコスト分析しているとすぐにわかりますし、期間限定メニューとして提供することでも経費を抑えることができます。

行うと行わないでは、長期的に見るとかなり経費が変わってきますし、マニュアル作成時にも役立ってきます。後に複数店舗に事業を拡大する時にはかなり重要ですので、初期のことからしっかりとコスト分析を行ってみてください。

利益を追求しすぎない

最後に、儲けるために重要なことは、利益を追求しすぎないことです。

少し語弊があるかもしれませんが、
簡単に原価説明しますと、次の2つです

「原価率を下げ過ぎない」「お客様の感情につけ込まない」

飲食業で原価を下げることは重要ですが、1杯2000円のラーメンを食べますか?

本当に美味しい場合は除きますが、通常であれば、ラーメンに2000円は支払わないと思います。と言うのも「ラーメンは1000円で食べられる!」という一般的な認識から明らかに高い商品は誰も購入しません。

店舗によっては、「生産者を応援!」というレッテルを貼り、通常の料理を高価格で販売する店舗もあります。
簡単に言うと、お客様の感情につけ込む商売ですね。

お客様は自身のニーズに合ったものを食べに来ます。にもかかわらず生産者支援と言う、お客様のためではなく他の第三者のための商品は誰が購入しますか?

購入されたとしても、飲食店で重要なリピート客にはなりません。
この点をはき違えて商売している飲食店も多いので、最後に記載させて頂きました。

まとめ

飲食店経営は極論、立地と宣伝が全てです。
このポイントを外れてしまいますと、高確率で失敗する極めて難易度が高い経営でもあります。

これから飲食店を始めようとお考えの方は、まずしっかりと調査を行ってください。
出店予定の店舗の通りは1日どれくらいの人(車)が通過するのか。雨の日、晴れの日、学生の長期休暇の時期など、1年間で人の流動性は変化します。

1年間で人通りが変化しても一定数のお客様が見込める立地を選ぶことが、経営のスタートラインです。
悪い立地に店舗を構えてしまうと、スタートラインに立つと言うより、倒産と言うレールを引いてしまったと同義ですので気を付けてください。

ここまでのご視聴ありがとうございました。
何か疑問点や質問等がございましたら、コメントをしていただけますと、お答えできる範囲で回答致します。

この記事を書いた人 Wrote this article

nizi-blog

nizi-blog 経営者 / 男性

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