コンビニ経営はやめとけ!?コンビニ経営の理想と現実について解説!

皆さん、こんにちは。虹 社長です。

今回はコンビニ経営の理想と現実について詳しく見ていきます。

よくネット上では「コンビニ経営はやらない方が良い」とよく言われますが、実際はどうなのか。
ネット上では、実際に経営をしたことがない人が発言していることも多く、信用できるのかは不明瞭ですよね。

仮にですが、コンビニ経営で悲惨な末路をたどるのであれば、これほど店舗を増やすことなどできるはずがありません。

でわ実際に、コンビニ経営とはどのようなものなのか。本当にやらない方が良いのか。これらについて、コンビニの経営を行ったことがある私が詳しく解説していきます。

コンビニ経営はやらない方がよい?

コンビニのフランチャイズ(FC)は実際にやらない方が良いのか。

結論から言いますと、私個人的には進んで行うべきです。

どのような経営でもそうなのですが、経営で最も難しいのが集客なのです。フランチャイズ展開しているコンビニは集客しなくても知名度は完璧ですので、失敗無くして経営をスタートすることができる点が私がオススメするポイントです。

ここでフランチャイズと言いましたが、フランチャイズについてあまり認識の無い方もいると思いますので、少しフランチャイズとは何かを説明していきます。

そもそもフランチャイズ(FC)って何?

フランチャイズとは簡単に言いますと、会社の看板を借りて、その会社に契約金を支払うことで、全く同じビジネスを行うことができることです。

ここには、かなり難しい経営ノウハウやシステム、流通路(仕入れ)も本部が全て行ってくれるため、フランチャイズ加盟者にはほとんどの労働力がかからないのです。

そのため経営の知識が全くなくてもある程度の経営を行うことができ、さらにはフランチャイズの種類によっては一定以上の利益が保証されている業態もあるのです。この一例がコンビニのフランチャイズです。

コンビニのフランチャイズ(FC)とは

コンビニはいくつかの種類がありますが、私が加盟していたファミリーマートの例を挙げて説明します。

ファミリーマートのフランチャイズの説明をする前に、フランチャイズ加盟にはどれくらいの資金が必要なのか、どれ躯体の期間で始められるのかを簡単にまとめました。

ファミリーマートのフランチャイズで(FC)必要なこと

資金:250万(内100万:事業主の生活費・研修費、150万円:商品の仕入れ額、レジのお金)

契約後のオープンまでの目安:3カ月

利益保証:2000万円

必要な人員:専業できる親族2人(フランチャイズの種類により変わる)。又は、契約者が専業

上記の内容を記載しましたが、フランチャイズにも種類がありまして、売り上げの一部を本部に利益を還元する必要があります。この還元する割合によって、フランチャイズ契約の条件が変わってきます。

今回記載した内容は最も初期資金が低い契約条件ですが、初期資金を1800万円用意できる方であれば、必要な人員は親族でなくても構いません。そして還元する利益も低くなります。

他にも、コンビニ経営で2000万円も利益が出せないように思えますが、どのようにしてこれだけの利益を上げることができるでしょうか。

コンビニのフランチャイズ(FC)は必ず稼げる仕組みになっている!

コンビニで年間2000万円もの利益を出せないと思う方も多いと思いますが、コンビニバイトの経験のある方はお分かりですよね。

コンビニの1日の売り上げは、都内・地方問わず、50万円くらいはあるのです。
これを年間365日で計算すると、

年間売り上げは 50万×365日=1億8250万円 です。

これに原価率が60%~70%ですので、利益は5475万円~7300万円です。
本部へ利益の60%を支払うので2190万円~2920万円残るのです。

これが事業所の利益です。

ここからさらに、コンビニ経営は素晴らしいことに、本部は店舗の賃料全額、水道光熱費の90%、廃棄費用の15~80%を支払ってくれ、そして、経営するだけで、毎月22万円(年間264万円)の給付をしてくれるのです。

そして、年間利益が2000万円以下の場合、本部が利益が2000万円になるように、届かなかった費用を負担してくれます。
具体的に説明しますと、
年間利益が500万円しかない場合、残りの1500万円は本部が給付してくれるのです。

これを聞いてでも、コンビニの経営はやめた方が良いを思いますか?

コンビニ経営は、なぜやらない方が良いと言われるのか

では、なぜコンビニ経営はやらないと言われるのか。これまでの説明で考えているのはあくまで理想であり、現実はそんなに甘くはありません。ではそれはなぜでしょうか。

人件費が高い

コンビニは24時間営業の所がほとんどで、その分人件費が高くなってきます。

人件費が時給1000円、常時2人体制で回すとします。
そして20時~翌6時(10時間)までは深夜料金として、給料が25%アップしますのでこれを考慮して、一日の人件費を計算すると

1000円×2人×14時間=2.8万円
1250円×2人×10時間=2.5万円
合計で1日5.3万円の人件費がかかるのです。

年間ですと、
5.3万円×365日=1934.5万円です。

これを見ると分かると思いますが、最低限保証されている利益のほとんどが人件費で無くなってしまうのです。
さらにここに、水道光熱費(年間30万円)と廃棄費用が加算されると、2000万円以上の経費が掛かります。

このように考えますと、コンビニ経営は利益が出なくなるのです。
ネット上で水道光熱費の増加などと言っている投稿も有りますが、90%を本部が負担しますので、あまり変わりません。さらに住宅と比べて、事業所の水道光熱費の単価は低いです。

利益率が低い

コンビニの経営は利益率が低いのも特徴の1つです。利益率はスーパーと同じくらいで30%~40%程度です。

さらに、利益に対して、60%程度を本部に還元しますので、厳密には利益率は15%程度です。
要するに、100円のおにぎり1個売ったとしても、利益は15円なんです💦

ここもコンビニ経営はやめた方が良いと言われるポイントでもあります。

コンビニのフランチャイズ(FC)で儲けるには

ここまで言うと、デメリットが多く、コンビニ経営はやめた方が良いのかも…と思う方もいるかもしれませんが、コンビニ経営は儲けることは可能ですので、そこを詳しく説明していきます。

人件費を減らす

ここまでの内容で、人件費が高いと思ったかもしれませんが、先ほど記載した内容にはオーナーさんの労働は含まれていないのです。ですので、オーナーさんがシフトに入れば、赤字にはならないことが簡単に想像がつくと思います。

さらには深夜・早朝の時間帯の人件費が年間900万円も有るんです!
しかも、この時間帯はお客さんも少なく、仕事がありません。この時間帯にオーナーさんが入ると、年間900万円もの人件費を抑えることができるのです。

深夜、早朝は給料が25%アップします。この時間帯はお客さんも少なく、業務もほとんどないにもかかわらず、人件費は高いです。ですので、この時間に積極的にオーナーさんがシフトに入りましょう。

他にも、お客さんがあまり来ない時間帯も有り増しますので、シフトの人数を調節したりすると、さらに人件費が安く抑えられます。

廃棄の量を減らす

廃棄の量は経営したばかりでは、調節することが難しいかもしれませんが、慣れればしっかりと調節することができます。しかもコンビニ経営の初期は廃棄費用の8割を本部が負担してくれます。そのためしっかりと廃棄の量を調節できるようになります。

しかし行事、例えばクリスマスなどでは、チキン類の売れる量が異様に多かったりします。12/24は特にです。このように何かの行事で多くなることは例外ですので、このあたりの廃棄は初めの方は考えなくても良いかもしれません。

廃棄の量が減らせると、経費が削減でき、仕入れの量から必要な従業員数も把握できますので、しっかりと廃棄の量を調節できるようになりましょう。

コンビニのフランチャイズ(FC)はかなり儲かる!注意するポイントとは!

最後にコンビニのフランチャイズは儲かりますが、注意するポイントが経営と言う視点であります。

それは1店舗当たりの利益量に限界があることです。

単純計算しますと、1店舗当たりの利益量は2000万円程度が限界です。これ以上の利益を出すためには、事業拡大が必要なんです。

他のフランチャイズでも同様なのですが、従業員に給料を支払うと税金が発生します。事業主に支払う給料も同様です。
ここで、事業主に給料を支払わなかったらどうでしょうか。
事業主の年収が2000万円の場合、所得税は370万円です。要するに、営業利益の2か月分以上が税金で持っていかれるのです。

そのため今後複数店舗を持とうと考えている方は、事業主の給料を極端に少なくし、税金対策をしっかりしてください。

他に、店舗数が10店舗になると、年間の利益は1~2億円程度になりますが、10店舗も管理するのは現実的にかなり難しいです。
この場合、コンビニと言った1店舗当たりの利益の限界が2000円のフランチャイズをするのではなく、初期資金はかなり増えるかもしれませんが、年間利益が億を超えるフランチャイズを行うのがオススメです。

年間利益が億越えのフランチャイズは、1店舗経営しているだけでコンビニ10店舗分ですから、同じ年間利益でも店舗の管理が圧倒的に楽になります。

まとめ

コンビニ経営は初期資金がかなり少なく、年間利回りが10倍を目指せるかなり良い経営です。

しかし、経費を使い過ぎると一気に経営難になることも事実ですので、しっかりとマネジメントを行うことが重要となります。
コンビニ経営は少なからずリスクがあり、不安かもしれませんが、本部がしっかりサポートしてくれますので安心して経営を続けれると思います。

ネットではコンビニ経営はやらない方が良いと言われていますが、ネットの情報とは反対に、私はコンビニ経営はオススメします。
その理由は簡単ですよね。初期資金が250万円とかなり低く、さらに年間利益が2000万円も保証されているからです。
「オススメしない理由がありませんよね!」

ここまでのご視聴ありがとうございました。
何か疑問や質問等がございましたら、コメントしていただけますと、お答えできる範囲でお答えいたします。

この記事を書いた人 Wrote this article

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nizi-blog 経営者 / 男性

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